〈子どもたちの健やかな成長発達を保障する教育の推進〉

(1)憲法にもとづき、豊かな学力をはじめとする人格の完成をめざすため教育諸条件の整備に努める。

1.国、府に対し教職員定数増と少人数学級実施を強く求める。当面、府の小学校1・2年生35人学級を小中全学年に拡大するよう強くはたらきかける。また、堺市独自のとりくみとして来年度から小学校3年生にも少人数学級を実施する。

2.義務教育費国庫負担金制度の改悪に反対し、学校予算、特に教材費、図書費、需要費を増額する。義務教育無償の原則を守って、保護者負担の軽減をはかる。また、私立学校園への助成金の削減に反対し、増額を国・府に求める。

3.教育をゆがめ、競争にいっそうの拍車をかける全国一斉学力テスト等は行わない。

4.中学校の部活動について予算を増額し、保護者の負担軽減を行う。また教職員の服務について実態にあった人員の配置を検討すること。

5.養護教諭複数配置の基準を改善し、実態にあった配置を行う。

6.小中学校の音楽・演劇鑑賞などの実施について補助を行う。

7.学校図書館に専任の司書を置く。

8.就学援助金制度の低い基準を是正し、制度の拡充をはかる。

9.障害の種別に応じた学級を設置し、重度障害児の教員の加配、介助員を増やす。また、施設設備の改善をすすめる。

10.堺市立百舌鳥養護学校分校を継続させ、重度重複障害児の教育を保障する。

11.児童、保護者、市民の強い思いに応えて公立幼稚園を存続させる。保育時間の延長や給食を実施する。

12.私立幼稚園の就園奨励措置など助成策を改善し、保護者負担の軽減をはかる。

13.高校奨学金制度を充実し、奨学金を増額する。

(2)安全・安心な学校にするための環境・条件整備をすすめる。

1.校舎・体育館の耐震強化を緊急にすすめる。

2.すべての学校園の教室に空調設備を設置する。また、市立高校の空調設備経費の徴収を中止する。

3.すべての学校園のバリアフリー化、エレベーター設置を計画的にすすめる。

4.すべての学校園施設のシックハウス(シックスクール)の実態調査を引き続き行い、原因究明と健康被害調査を実施し早急に対策を講じる。

5.学校に内線電話を設置する。校舎の機械警備を有人警備に戻し、校内の安全管理の充実を図る。

6.安全管理員を土・日にも配置する。また、平日の配置時間を延長する。長期休業中のスクールキーパー配置は土・日も終日配置する。

7.幼稚園にもスクールキーパーを配置する。

8.日常の教育活動に支障をきたす技術職員(用務担当)の民間委託をすすめない。

9.児童用トイレの改修・増築をすすめる。

(3)学校教育の一貫として子どもたちの心身を育む、安全・安心,豊かな学校給食を実施する。

1.学校給食の民間委託はこれ以上増やさない。

2.委託業者の現場調理員に対しては、学校給食が教育の一貫であることなど学校職員として必要な研修を常に行うこと。

3.献立作成、物資購入については全市一括ではなくブロックなど小規模で地域性や安全性などに配慮して行う。地元農水産物の使用を増やす。

4.空調設備の拡充、ドライシステムの導入など施設・設備の改善、充実、食器・食缶の改善、充実を現場で働く教職員や保護者、そして児童の意見を反映させて早急に行う。

5.衛生管理・消毒殺菌については現場の意見を聞いて、より効果的で安全なものに改善する。必要以上の加熱処理や塩素消毒・果物など生ものを一切出さない等行き過ぎの衛生管理を改める。

6.代替給食などアレルギー疾患の児童への対策を具体化する。

7.中学校給食の実施を検討する。

8.集団食中毒事件の被害を受けた児童生徒、関係者の心のケア、健康管理を行う。

(4)いじめ・体罰・虐待などあらゆる暴力から子どもたちの命を守るためより良い環境づくり、子育て支援,行政機能を高め充実させる。

1.個人の尊厳を尊重する教育を重視し、いじめの根底にある過度の競争教育と選別教育、管理主義教育を排除する。

2.学校園において、一人一人の子どもの状況がつかめるよう、保護者、地域との信頼関係を充実させる。

3.子ども家庭センターや教育研究所など専門機関が十分に機能するよう職員の増員・配置を行う。

4.生徒指導サポート推進事業・スクールカウンセラー活用事業・心のパートナー派遣事業さわやかリーダー派遣事業・いじめ暴力防止プログラム事業等についてこれまでの効果や課題について総括し、児童生徒からの相談、保護者・教職員への助言や援助のあり方などを実態にあったものにする。

5.保護者・地域・市民団体など地域ぐるみの協力を得て非行防止、克服の活動を行う

6.児童生徒の健康診断を充実させる。

(5)子どもたちの安全でゆたかな放課後を保障する

1.「のびのびルーム」

1. 市の直接責任の下で運営し、希望する全ての児童を受け入れ、抜本的な拡充を図る。

2. 引き続き国の補助制度を活用し、充実をはかる。

3. 過大ルームについては分割するなど必要な措置を講じる。

4. 保育料を引き下げるとともに、兄弟減免制度を復活する。

5. 保育料滞納を理由にした利用不承認はしない。

6. 使用教室が上階にあったり水道がないなど、使用室として不適切な施設の改善をすすめる。

7. 事業をささえる指導員(ケアーワーカー)が働きつづけることができるよう雇用条件や待遇を改善する。

8. 指導員の加配や研修をすすめ、希望する全ての障害をもつ児童が入所できる体制を整える。

2.1年生から6年生のすべての子どもたちが利用できる放課後の居場所を、学校敷地内外を問わず各校区に設置するなど子どもたちが安全に豊かに過ごせる放課後の施策を充実する。

3.中学生の放課後が安全で豊かに過ごせるためにも、小学校区ごとの児童館の設置を計画的にすすめる。

〈学校教育の充実をになう教職員の勤務状況・安全衛生を改善する〉

1.教職員の安全・衛生・健康の保持、向上につとめる。特に精神疾患の予防・治療についての具対策を講じる。

2.労働安全衛生のための予算措置を講じる。

3.学校現場の長時間・過密労働の解消の具体策を示す。労働安全衛生法にもとづき休憩時間・休憩場所の確保につとめる。

4.学校現場にさらなる競争と分断、混乱を持ち込む教職員評価と給与へのリンクをやめるよう府に強く求める。

〈文化都市にふさわしい子育て教育環境の整備、社会教育、文化スポーツの充実を図る〉

1.子どもたちが安心して生活できるよう、公園の整備、自然環境の整備を行う。

2.障害児の地域での生活を保障するための施設づくりや活動に必要な援助を行う。

3.小学校区ごとに、児童館の設置を計画的にすすめる。

4.プールや図書館など学校施設の市民的活用を広げるなど、学校開放事業の拡充をはかる。

5.風俗営業、遊技産業の規制について検討し、子どもたちのより良い生活環境、教育環境をつくる。

6.市立図書館の充実をはかる。

7.図書館の運営は市の直轄で行う。

8.図書館職員として司書の配置を行う。また司書の正規の新規採用を行う。

9.土曜日の夜間と各分館の夜間開館を行う。

10.西区に図書館分館を設置する。

11.「子ども文庫」など、市民の図書館活動への援助を強める。

12.ブックスタート事業を実施する。

13.府下最低の図書館予算を増額する。

14.市立博物館の予算の増額と、百舌鳥古市古墳群世界遺産をめざすに相応しい役割を担えるよう人員配置など必要な手立てを講じる。

15.公民館や文化会館などに指定管理者制度を導入しない。施設設備の充実に努める。

16.区ごとに文化施設や公共スポーツ施設を計画的に建設する。

17.子ども、青少年、市民にすぐれた文化、芸術を広めようと努力している自主的な団体や運動に対して、適切な援助をおこなう。地域、職場の自主的スポーツの団体と活動を奨励する。

〈子どもの権利条約を生かす取り組みを進める〉

1.子どもの人権を守る施策を積極的にすすめるため「子どもの権利条例」を制定する。

2.条約そのものを児童・生徒をはじめ市民に知らせるために、パンフレットなどを市独自に作成する。

3.「子どもの権利条約」を広く市民に知らせる。

4.「子どもの権利条約」にもとづく国内法の整備を国に求める。

〈人権尊重・平和の教育を推進する〉

1.男女平等、女性の地位向上の施策をすすめる。

2.学校教育全体を通じて平和教育、人権尊重、男女平等、女性の地位向上をすすめるための教育を重視する。堺の戦争の記録・原爆副読本等の非核・平和に関する本を作成・配布し、小・中学校の図書館に配架する。

3.堺空襲の記録、戦跡などの保存につとめる。

4.「日の丸」「君が代」の教育現場へのおしつけをやめる。児童生徒、教職員、市民の内心の自由を侵さない。

5.人権教育の名による同和教育をやめる。

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