report 議会報告
堺市議会速報


2007年4月6日 No.878

市政分析(2)

「定率減税廃止」と「税源移譲」で 堺市の市民税収入は

 多くの市民には、住民税の増税となり、介護保険や国保料のアップにもつながり、暮らしを圧迫しています(前号掲載)
 一方、自治体にとっては、定率減税の廃止や税源移譲が、市民税の増収となっているのです。堺市の場合、平成18年度と19年度の2年で増収になる額は、約74億5千万円にもなるのです。
 前号で紹介しましたように、年金暮らしの高齢者夫婦だけの世帯は、定率減税が廃止(半減)されるまでは非課税だった住民税がかかるようになり、今年度は、2万円近くにもなり、来年度は、さらに1万円上がり、2万9千円にもなるのです。

市民税収入が、大幅に増えているわけ

(平成18年度の場合)
・ 定率減税が1/2に縮少されたことにより、見かけの所得が増え、その分市民税の算定に影響したため(市の増収総額は15億7千万円)

(平成19年度の場合)
・ 定率減税(残っていた1/2も)が全廃となったことにより、市民税の増収額が、さらに17億7800万円の増となったこと。
・ 所得税から、個人住民税への税源移譲により、総額40億9900万円の増収。

※ いずれも、市民の所得にかかわらず、 税負担が増えたためです

ここ3年間で削減された主な施策(04年〜06年)(2002年決算・実績より)
施策名 内 容 削減額 対象者数
敬老祝い金 ・77歳での支給(8,000円) 廃止 34,424千円 4,303人
・88歳での支給(15,000円)廃止 20,100 1,340人
・100歳と最高齢者(5万円を3万円の商品券) 620 31人
(小 計) 55,144 5,674人
生活保護一時金 廃 止 123,165 19,788人
難病患者見舞金 府特定疾患45疾患(年17,000円) 廃止 56,967 3,351人
その他府指定疾患(年10,000円) 廃止 21,110 2,111人
森永ヒ素ミルク中毒症(年10,000円)廃止 440 44人
(小 計) 78,517 5,506人
障害者給付金 重度(1・2級)(年34,100円)廃止 476,991 13,988人
中度(3級)(年25,300円)廃止 140,314 5,546人
軽度(4級)(年20,100円)廃止 132,399 6,587人
(小 計) 749,703 26,121人
のびのび兄弟減免 2人目から月8,000円が4000円 廃止 18,240 4,560人
   全合計 1,025,700 61,649人

上記の削減した施策を、全て復活させても、10億円余りです。

子ども医療費の助成を、所得制限なし
・ 小学校卒業するまで、広げても9億4千万円
・ 中学校卒業まででも13億6千万円あればできます

小学校全てで「30人学級」を実施しても約23億7千万円です

上記の、この間削減してきた施策の復活を合わせても
「定率減税の廃止」や「税源移譲」などで増収となる、市税を市民のために有効に活用し、LRT547億円などのムダな公共事業を中止すれば、実現は可能です。


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