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次に奈良谷議員は、堺市の放課後児童健全育成事業、のびのびルーム事業について質問し、問題の改善と充実を求めました。
「のびのびルーム」開始から9年目
当初2500人からはじまり、今年は美原地域合せ7260人に
公立学童保育の再建を求める多くの市民と関係者の粘り強い運動の中で、1997年堺市は入所を希望全児童(1年生から6年生)を対象にした「のびのびルーム」事業を、小学校の空き教室を活用してはじめました。
それから9年、当初2520人であった入所者は、年々希望者が増え、今年の申込みは7000人を超え、美原地域を合せると7260人の児童が入所、438人の子どもたちがが入所できずに「待機」という状況になっています。
入所希望者の増加は、子どもたちを取りまく環境の変化や、健やかに育って欲しいと願う親をはじめとした大人の思い、なによりも子どもたち自身にとって「のびのびルーム」が楽しい場所となっていることなどからではないでしょうか。
堺市には、その期待に応え、学童保育に「待機児童」をつくらず、入所を希望する全員が入所できるようにすることがまず求められています。
堺の「学童保育」の遍歴
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1966年
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公立学童「なかよしクラブ」はじまる
(当初3ヶ所からはじまり、1973年には、14小学校で実施)
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1982年
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堺市は「なかよしクラブ」廃止
学童保育の存続をのぞむ保護者と指導員の協力により、自主共同運営の学童保育「児童育成クラブ」がつくられる
公立の「こどもルーム」もつくられる |
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1997年
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公設児童対策事業として「のびのびルーム」開設される
施設は、学校の「余裕教室」利用対象は全児童対象で希望者当初87校で開設され、入所児童は2520人。その後入所児童は増えつずけ2004年は6235人(待機児366人)。2005年は旧美原町域含め7260人(待機児438人)
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ぎゅうぎゅう詰めの教室 雨の日は大変 運動場や体育館の利用が制限される学校も
美原では、学校の校庭の利用は「別施設」だと断わられ、外遊びできないルームも
「のびのびルーム」は、もともと小学校の余裕教室を利用して始めたということから、「余裕」教室が少ない学校では、1つの教室に50人を超える子どもたちが所せましと入っているところもでています。
晴れの日は、校庭でも遊べますが、雨の日は大変です。宿題を机ですることもできないというところも少なくありません。
学校内の他の施設の使用が制限され使えないところもあります。
トイレなど老朽化した施設が修理されないままのところもあり、子どもたちの「ルーム」での活動や“くらし”に支障をきたしている「ルーム」も少なくありません。
奈良谷議員は、このようなことを市長や教育長は知っているのか、どのように改善しようとしているのかとただしました。
利用料滞納したと次年度の入所「不承認」
1ヶ月の滞納で「ルーム」から追い出しも
「ルーム」の利用料は月8000円。その他におやつ代が月2000円です。兄弟2人が入所していれば毎月2万円が必要になります。
長引く不況の中、リストラや倒産による失業、ケガや病気、入院など著しく収入が減少し生活そのものが大変という世帯もすくなくありません。「ルーム」の利用料が払えないということもでかねません。
今年度入所を申請した児童の内、昨年度の利用料に滞納があったと39人が入所「不承認」となりました。中には滞納が1ヶ月という子どもも9人もいるといいます。
もちろん滞納の責任は子どもたちにはありません。
奈良谷議員は、市長と教育長に対し、「ルームから引き離された子どもたちの寂しさや不安を知っていますか」とただし、堺市がとるべき対応は、子どもたちを「ルーム」から追い出すことではなく、滞納となった事情をよく聞いてあげ、必要な場合、利用料減免の制度や手続きを知らせ、また「特別事情」の適用など、親身の相談にのり、子どもたちが「ルーム」に通えるようにしてあげるのが市の役割ではないでしょうかと、市の姿勢をただしました。
ケースワーカー(指導員)の待遇を
専門職にふさわしく改善を
「のびのびルーム」の楽しさと魅力をつくっているのは子どもたちとケースワーカー(指導員)など職員の献身的な努力です。
ところでケースワーカーの待遇は、主任も含めて正規の職員採用は一人もなく、何年勤めても非常勤・アルバイトの待遇です。
賃金は主任のみ月12万円あまり。他の人は経験や資格に係わりなく一律時間給800円(月10万円にも満たないもの)です。
美原の場合は、町時代時給920円でしたが800円に引き下げられました。
学童保育の指導員が、学童のなかで果たす役割は、成長途上にある子どもたちの放課後の安全を守り、集団の遊びなどを通じて子どもたちの成長を助けるというもので、きわめて専門性の高い仕事です。
月に10万円にも満たない賃金では、自らが生活することも大変であるし、まして結婚して子どもを産み育てることも躊躇してしまいます。
子どもたちの安全と成長にかかわる大事な仕事ですから、経験の継続や専門的知識の蓄積は必要不可欠です。
奈良谷議員は、ケースワーカーさんたちが当面求めている「経験年数による賃金の加算や昇給、研修の保証」などを上げ、労働条件や待遇の改善を求めました。
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